2011年9月16日金曜日

自己紹介&ページ紹介


チェコの大学でチェコ語・チェコ文学・言語学周辺を勉強しております。(卒業研究は、プラハの話し言葉コーパスのデータベースをもとにした「チェコ語の話し言葉におけるČástice/Partikule」について書いています。)

日々様々な出会いや学びがあるものの、チェコ語で一時的になんとなく理解したものが、精査されないまま、脳みそに置き忘れられているような、そんな感じがしています。チェコ語で読んだり聞いたりして感じたことを、母国語に直して理解し直すことがないためか、うまく消化されずに、そのまま留まったまま、深く埋まっていってしまうような、そんな気がするのです。

チェコ語がまだまだ流暢でない、またリアリエを取り込みきれていない、そのためチェコ語での自分が確立されていない、それが理由かとも思いますが、それ以前にチェコ語で情報を入れたり出したりするとき、『そもそも違う我々』として、チェコ語話者(自分自身も含む)を自分と関連づけてしまう癖がでてきているようです。「日本人・日本語話者である自分」を再認識しながら、短絡的に思考を導いてしまい、違和感というか疎外感というか、共感できない不和を自ら自分の中に起こしている、というか。うまく説明できませんが、ときおり、自分が2人いるような、気持ち悪い感覚にもなります。

学問や研究の対象として捉え、向かい合い続ければ、また違うのかも知れませんが。

とりあえず、そんな消化不良をどうにかするため、日本語へ改めて言語化することを日常化しようと、ページを作りました。自分の脳みそと心のチェコストックを、チェコ語から日本語へ翻訳しながら、身体の一部にしていこうと思っています。「チェコの日常を皆様にお伝えしたい」とか爽やかなものではありませんが、しぶとく書き綴っていければと思います。

(慎重に書くよう努めていきたいと思っていますが、チェコ語の誤り等、何かお気付きの点ございましたら、ご指摘ください。⇒メールアドレス:mluvimceskyのあとに@Gメールドットコム。)

チェコ語のページ(České pokroky)については、チェコ語を専門とされている方がそもそも少ない&そういった方が活用できる情報を私などが提供できないと思いますので、読み手への配慮がない備忘録と化すかも知れませんが、入門レベルではないチェコ語についての読み物がもっと出て欲しいという想いも込めて、更新していこうと思います。
現在記事のあるもの

Česká literatura(本)
チェコ人作家の作品から、気に入ったものを紹介していきます。今はまだ読む必要があって読むことばかりですが、いつかきっと、難なく、好んで読めるようになる日が来るはず、と信じて。

České (po)kroky(ことば)
大学では「チェコ語を」というよりは「チェコ語について」の勉強が中心。専門的な授業が多く、私の苦手分野(書・話のアウトプット)は一向に克服されないため、教育学科でチェコ語 を専門に勉強しているパブラに、週一回、一対一で集中特訓してもらっています。彼女は将来先生になることを望んでいて、教え方がとても丁寧。 もう1年以上見てもらっていますが、自分では見落としていた部分をたくさん補強してもらいました。日本人がよくする間違え・弱点には共通の部分もあるかと思い ますので、ここでは、彼女とのレッスンで新しく発見したことを綴っていきます。


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